2019年キングカメハメハ・パレード

毎年6月に行われる「キング・カメハメハ・フローラル・パレード(King Kamehameha Floral Parade)」。ダウンタウンのイオラニパレスからワイキキのカピオラニ公園まで、フロートや鼓笛隊、民族衣装に身を包んだ人たちが練り歩きます。

いにしえのハワイを思わせる荘厳とした雰囲気が見ごたえたっぷり。

本日行われたパレードの映像がハワイ在住の友人から届きましたので早速ご紹介!

なんて立派なお馬さん!!

「キングカメハメハ・フローラル・パレード」とは?

「キングカメハメハ・フローラル・パレード」は初めてハワイを統一したカメハメハ大王の功績を称える祝日である「キングカメハメハデー」に行われるパレードです。

朝9時から、ダウンタウンからアラモアナを通りワイキキのカピオラニ公園まで、広範囲な道路を封鎖して、なんと約1000名の行進者とフロートが参加して盛大に行われます。

毎年6月11日前後がこの祝日に当たり、この日はハワイの伝統文化を守り受け継ぐための日として、他にもハワイ各地でフラやタヒチアンダンスパフォーマンス、ハワイアンフードにクラフト販売などが行われます。

タヒチアンダンサーのフロート。とっても賑やかです。

ホノルルのダウンタウンにあるキング・カメハメハ像にはたくさんのレイがかけられます。「キングカメハメハ・フローラル・パレード」を歩く馬や人々もたくさんの立派なレイをかけています。「フローラル」が付くのはきっと、このレイが特徴だからなんですね。その昔、王族が身に着けるレイにはランクがあって、相手や神様へ尊敬の念を込めて捧げられたらしいです。

お馬さんのレイが大きい!衣装とカラーも合っていて素敵です。

カメハメハ大王1世は1810年にハワイを統一し、戦いが多かった時代を改め人権を守る法律を初めて導入、公平で安定した国を作った偉大な王様です。今の平和なハワイがあるのは彼のおかげ。パシフィック地域のナポレオンなんて呼び方をされることもあるそうですよ。

パレードには民族衣装を身にまとった超マッチョな男性たちの一軍が。ハワイ王族をつかさどるグループなのでしょうか。ちょっとここだけ雰囲気が違います。

キング・カメハメハ・デーの歴史

1871年、カメハメハ1世のひ孫にあたらるカメハメハ5世がカメハメハ・デーを設立。その後1898年のハワイ併合を経て、1959年にアメリカの州となった際に正式な州の祝日として認められました*。

カメハメハ大王像。ハワイ各地にあります。

カメハメハ大王がハワイを統一した1810年は、日本では江戸時代、伊能忠敬が日本地図を完成させた頃。アメリカの州になった1959年なんて、ついこのあいだじゃないですか!1959年生まれの人は今60歳、つまりうちの両親が子供のころはハワイってアメリカの州じゃなかったってこと?!びっくり!

キングカメハメハ・パレードを子供と観る

ちょっと話がずれましたが、この様子を送ってくれたハワイ在住の友人は、2歳の子供と一緒に散歩した時にこのパレードに出会ったとか。

イオラニ宮殿の前の広場にはお馬さんに乗った人々がスタンバっていて、お馬さんを身近に見れて子供も楽しんでいたようです。

人込みでぎゅうぎゅうというわけでもないので、子連れでも行きやすそう。楽しい音楽やダンス、お馬さんの見物は、ちょうどいい刺激になりそうですね。

以上、2019年のキングカメハメハ・パレードの様子でした。 ハワイの歴史を感じられる貴重な機会。タイミングが合えばぜひ行ってみてくださいね。

*出典:wikipedia「ハワイの歴史」「Kamehameha I」「Kamehameha Festival

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