【体験記】5月にタクシーでカイルアビーチに行ってみたら予想外だった件

今年の5月、4歳児を連れてカイルアビーチに行きました。

カイルアビーチは真っ白な砂浜にエメラルドグリーンの海・・・

そう、こんな感じ。

ワイキキ界隈の海も綺麗ですが、更に透明度が高くて、それはもう夢見心地になれるお気に入りビーチです。

是非家族を連れて行きたい!ということで、旅行最終日に訪れることにしました。

ところが今回予想外の展開に見舞われたので、これから家族を連れてカイルアビーチへ行かれる方の参考になればと思います。

レンタカーが売り切れ

今回はワイキキのコンドミニアムに滞在。駐車場付きではなかったので、高い駐車場代を敬遠して空港からレンタカーをしておらず、当日朝必要であればレンタカーしようと思っていました。ところがその考えが甘かった。平日、朝一で借りに行ったにもかかわらず空いている車はナシ(その辺の詳しいレポートはこちら)。

ちなみに朝から一日レンタカーをすると、保険もチャイルドシートもガソリンも込みで一日100ドル程度でした。ホテルの下で待機していたタクシーの運ちゃんに値段を聞いてみたところ、片道45ドルと。それなら往復90ドルで、運転手付きでレンタカーより安い!ということで、タクシーで行くことにしました。

ワイキキはピーカン晴れだったのに、カイルアは曇り?!

さて、ビーチチェアやら浮き輪やら散々いろいろトランクに詰め込んで、朝10時ごろタクシーで出発。アジア系の人のよさそうな運転手です。パリハイウェイを通ってカイルアに向かいます。ハイウェイの運転も、自分でするとちょっとドキドキしますよね。その運転をしなくていいなんて楽ちん~♪なんて思いつつ、朝ごはんのバナナを食べながら景色を楽しみます。

坂道をどんどん上がって行きます。そう、カイルアへ行くには山を越えるのです。ところが高度が上がるにつれてだんだん周りが曇ってきます。気温も下がってきます。霧に包まれます。ワイキキは晴れていたのに、山の上には雲がかかっているのね。でもまさか、カイルアのビーチまで曇りなんてことはないよね、いや、ありませんように!

そんな願いもむなしく、トンネルを抜けて眼下に見えたビーチは曇り。いつもはここでエメラルドグリーンの海に相当テンションが上がるのですが、どよんとした海・・・。いやーまじか。こっちは曇りか~!!

でももしかしたら今だけかもしれないし、少ししたら晴れるかも・・・そう願うしかありません。だってタクシーで来ちゃいましたから。もう戻れない。しかも今日が旅行最終日。

タクシーがビーチパークまで乗り入れられない

タクシーはカイルアの町に入り、ビーチ手前の、お店がある一画の駐車場で止まりました。「タクシーはここまでしか行けないんだ。」え?まじで?そんなの聞いてないし!

ちなみにその場所とはこちら↓ビーチパークまで徒歩8分の「カイルア・ビーチセンター」です。

慌てる間もなくそこで沢山の荷物ごと降ろされることに。歩くなんてこと想定してなかったので2リットルのペットボトルにビーチチェアにボディーボードに、さんざん持ってきたことを後悔。

しょうがないので、荷物を背負って子供の手を引いてえっちらおっちら歩きます。

タクシーの運転手には4時に同じ場所に迎えに来てもらうようお願いしました。

予想以上の強風!!

なんとかビーチに着くと、そこはにとんでもない強風の世界が!!!

いや、カイルアビーチがウインドサーフィンのメッカだってことくらい知ってます。夏に波が高いってことも知ってます。でもこんなに風強い?!

持ってたビーチマットも飛ぶ飛ぶ!マットなんて敷けたもんじゃない。ゴォォォォーという音に子供も「帰りたい・・・」とつぶやく。それでも意地になってそこでピクニックくらいしてやろうと持ってきたサラダやらサンドイッチやらを開ける母。でもそこに砂が飛んできてまるでピクニックにならない悲惨な状態。

少しでも風がさえぎられる場所は・・・と探してみるとそこは駐車場側。ビーチが見えません。駐車場とトイレを眺めながらそこでピクニックをするか、としばし考えるも何故ここに来てまでトイレ見ながらご飯を食べなければいけない?と思い直します。

土手の影になんとか陣取り、ビーチチェアとボディーボードでいくらか風を遮って、4歳の息子にご飯を食べさせるスペースを確保。寒いので長そでを着せ、帽子をかぶせます。

ビーチにいる人影は数えるほど。眺めていると、明らかに日本人旅行者と思われる、ホテルのバスタオルを持った若いカップルがレンタルしたカヤックを持って現れました。彼らもここがこんな天気だと知らずに来てしまったのでしょう。こんな風と波の中でカヤックをしようという心意気に拍手です。インストラクターなどはいません。機材だけレンタルしたようです。

波打ち際までカヤックを引きずって行き、乗り込もうとしますが、高い波に飲まれてすぐ転覆。彼女は頭までびしょびしょです。遠目から見てもテンションが下がっているのが明らかです。「だからやめとこうって言ったのに!」なんて喧嘩が聞こえてきそう。がんばれ彼氏!

息子は腹ごしらえを終えたあと、砂遊びを始めました。タクシーは4時まで来ないのでそれまで時間を潰さないといけません。

ただ波の大きさはボディーボードにちょうどいい程度でした。ボディーボードなんてしたことありませんでしたが、せっかくコンドミニアムに備え付けのものを持ってきていたのでちょっとやってみることに。波打ち際で波と戯れる程度でしたが、ここまで来たら楽しむしかない。

それを見ていた息子が、ボクもやってみる!と言いだしました。波に打ち付けられるのが一番危ないので、ある程度の深さのある場所まで抱っこして一緒に入りました。そして寄せてくる大きな波の浮遊感を楽しみます。結構波が大きいので、こっちは内心必死です。でも子供は意外にそのスリルを楽しんでいます。

その波乗りが結構気に入ったらしく、何度ももう一回!とせがんできます。何度も海に入っていると、人間不思議なもので、吹きすさぶ強風にもだんだん慣れてきて、親子ともどもその中で遊ぶのが楽しくなってきます。(強風の中)土手を駆け上って滑って降りてみたり、(強風の中)カニを追いかけたりしているうちにあっという間にお迎えの時間になりました。

帰りはまた大きな荷物を背負って歩かなければなりませんでしたが、無事タクシーの運転手さんにも会え、ほっと一息。帰りのタクシー中ではなんとも心地よい疲労感が。

教訓

旅の終わりに息子に「一番楽しかったのは何?」と聞いてみたら、意外にもこの強風ビーチが一番楽しかったと。本当に、何がどう転ぶか分かりませんね。大事なのは楽しむ心。どんな状況でも家族仲良く過ごすこと。それを実感した出来事でした。

でもあの強風ビーチは乳児さんには絶対NGです!4歳でギリギリでした。

・カイルア方面に行く際はあらかじめ天気予報を確認する

・タクシーで行く場合は身軽にする

以上2点、我が家が身をもって学んだ教訓です。

以上、タクシーでカイルアに行ったときの体験記でした。

天気が良ければとっても過ごしやすいカイルアビーチ、皆さんもぜひ行ってみてくださいね。

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